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  2. 週刊新社会 >2020.09.22

安倍継承政治を撃つ      
連載第24回


 腐敗堕落、私利滅裂。安倍政治がそのまま菅番頭内閣に受け継がれて、自浄作用なし。

 「簡略式」総裁選挙は細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派の5派閥相乗り。利権を分け合う談合だった。

 「継承」というのだが、安倍政権に継承すべき何があったのか。モリ、カケ、サクラ、クロカワ、河井アンリなどのデタラメ政治。公文書の改竄(かいざん)、抹殺。

 そして、反教育的な一斉休校とアベノマスクのコロナ対策。

 「民主主義国家」を標榜するのが恥ずかしいほど、負の遺産しか残さなかった。「史上最長首相」を自己目的にしてだらだら続け、支持率は30%まで落ちて、気息奄々(えんえん)、墜落寸前だったことを忘れてはいけない。

 その政権のど真ん中に居た男が、自己点検なし、「継承する」といって、首相の座についた。

 ワンポイント・リリーフの暫定政権、とみるむきもあるが、握った権力を放すほどヤワではない。とすると、臨時国会の召集と解散。選挙に打って出て、権力の基盤を固めようとするであろう。

 それはともかく、安倍前首相が未練を残しつつ退陣したあとを受けて、「憲法改悪」(9条加憲)を狙うかどうか。それが「党是」だから、というのであろう。とにかく、集団的自衛権行使容認の閣議決定を基盤に「敵基地攻撃能力の保持」を狙う、その欲望を断念させる。野党共闘の強化が必要だ。

 おそらく、「戦争」を「平和」に、「戦車」を「特車」と言い換えるように、露骨な「敵基地攻撃」を「相手国制止」などと言い方をソフトに変えて、押してくるのであろう。

 「専守防衛」が平和憲法でのギリギリのラインである。それを破るのが、安倍政治の最大の欲望だった。しかし安倍首相は挫折し、野党と市民が勝利した。

 その運動を継承し、さらに強め、力を合わせて闘うだけだ。



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