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2017.02.21
辛淑玉連載 たんこぶ
残念でしたね
連載第473回
 
 

 ネトウヨって、本っ当にレベルが低い。あまりにも偏向している兄に弟がそれを指摘したら、兄から「お前、在日か?」と言われたという話は爆笑ものだったが、まぁ、ネトウヨなんてその程度のものだ。
 そんな彼らが、私を叩こうと喜々として持ち出したのが「マクリーン判決」。これは、1969年に一年間のビザを取得して日本に入国した英語教師マクリーン氏(米国籍)が、日本でベ平連や日米安保反対のデモや集会に参加したところ、在留期間の更新が不許可になったことについての裁判である。最高裁まで争ったこの裁判の判決では、在留資格の更新は法務大臣の裁量権の中にあるものとした。同時に、政治的な活動そのものは認められた。
 ネトウヨたちはこれを持ってきて、韓国人が日本で政治活動をしてはならないという話にしているのだ。ネトウヨの日本語理解力は外国人以下ということ。
 で、この最高裁判決に従うなら、特別永住者である私の政治活動の自由は、公職選挙法に抵触する違法な行為とならない限り日本国民と変わりませーん。私が高江の反対運動にどれだけ関わろうが、法務大臣が「更新不許可」にすることは不可能でーす。外患誘致罪に該当する行為をした者が処罰されるのは日本人でも外国人でも同じで、外国人の政治活動の自由とは関係ありませーん。
 あーら残念でした、としか言いようがないなぁ。
 で、ネトウヨとつるんだ沖縄県南城市の市長が「日本人の名字に辛は見たことないけどなぜ!? 沖縄県の政治的な活動の先頭に立っているの!?」とネットで流した。
 まず、日本国籍者にも「辛」はいます。で、あなた、市長なのに運動の現場にも行ったことがないのですね。行けば一目瞭然なのに。だいたい、公職にある人間がそんなだから安倍に好き勝手やられるのですよ。
 教科書から沖縄戦を消されても、沖縄が米軍支配下に置かれた日を主権回復の日とされても、ヘイトデモで沖縄は反日非国民と罵倒されても尻尾を振るなんて、犬の発想ですよ。
 これは使えるネタだ! と喜んで生意気な朝鮮人の女を叩こうと思ったんでしょうけど、残念でしたね。


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