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  2. 2017年 新年のごあいさつ


 
  

 

2016年、グローバリズムに「右からの反乱」が起こった。英国のEU離脱に続き、米国大統領のトランプ当選である。トランプ現象はグローバル競争で没落する白人中間層の反発である。日本に対して在日米軍駐留軍の負担増を求める。その安倍はハワイを訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を追悼し、オバマと「不戦の誓い」と同時に同盟強化をうたう。そして辺野古基地建設を強化し、沖縄の日米韓軍事同盟の前進基地化をすすめる。

西欧では難民・移民を排斥する右派が台頭し、統合欧州に国境が浮上する。戦後70年をこえて「戦後の終わり=新しい戦前の始まり」を予想させる危険な情勢である。資本主義そのものが大きな岐路を迎えている。

グローバリズムは、安い商品=安い労働力と商品市場の獲得を巡って巨大資本の競争を激化させ、格差と貧困、分裂する社会を作りだした。

そして科学・技術の進歩を取り込んだ「第四次産業革命」の下、情報から医療・介護・子育て・教育等々あらゆるものが商品化され売買の対象となる。労働力=人間の徹底した有効活用である。様々な分断の中で、格差と貧困が広がり、資本主義が労働者に未来を約束できない時代を迎えている。

安倍の進める「労働者の味方」を装った「働き方改革」とは何か。権力も過酷な労働の現実を放置できない段階なのだ。必ず労働者の抵抗は起こる。そして自主的・主体的な労働者の闘いは「もう一つの新しい社会」へ結びつくと確信する。  

2016年、アメリカにはサンダースもいた。西欧には右派と並んで左派のせめぎ合いがある。世界が揺れ動いている。

 2017年、私たちの役割は、労働者大衆と結びついた戦線の再構築である。情勢は容易ではないが、課題を整理し、現場から話し合いを徹底し、対抗策を作り出していこうではないか。



                                    2017年1月1日
                               新社会党中央執行委員長
                                      松枝佳宏