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憲法記念日アピール
コロナ渦の今こそ 憲法生かして命守る

2020/04/28
新社会党中央本部

 日本国憲法は5月3日、施行73年を迎える。憲法は国民生活の基礎となるものだ。しかし、安倍自民党は新型コロナウイルスへの国民の不安と脅威に乗じて改憲を目論む。

 政権のアベノミクスは、「アベノマスク」を経て「アベノリスク」に変わり、新型コロナ対策の補正予算編成も、切実な国民の声に背を向けたため右往左往の醜態をさらす。

 それでも、自民党運動方針は、「令和の御代にふさわしい憲法を」と時代錯誤の言葉と改憲への執念を書き込み、草の根運動で改憲の機運をつくると意気込む。軽視できない。

 腐敗と強権政治の末に醜態をさらす安倍政権を、今もって退場に追い込めない原因は立憲野党の非力さと、国民の主権者意識の弱さにある。市民と野党と労働組合の共同の本気度が、問われている。

 安倍政権が強行してきた数々の悪政が、貧困と格差を増大させ、政権が金科玉条とする日米安保条約が沖縄をはじめ全国各地で住民に被害と犠牲を強いている。これらは全て憲法違反だ。

 新型コロナによって国民の命と健康、生活が危機にひんしている今こそ憲法がその力を発揮する時だ。憲法を拠り所に国民の命と生活、権利を守ろう。雇用を守り、生活できる賃金と労働条件を勝ち取るために闘う労働組合を組織しよう。

 その運動の先頭に、「憲法を生かす旗」を高く掲げよう。