今週の新社会

おかざき彩子 決意語る
参院選へ会見

2022/03/23
社民党と新社会党の共同記者会見で左から岡﨑宏美委員長、岡﨑彩子参院予定候補、
山崎秀一選対事務局長=3月9日参院議員会館


     夏の参議院選挙(6月22日公示・7月10日投開票の見込み)に向け、新社会党は先の第27回大会で社会民主党の呼びかけによる共同名簿で闘うことを決め、兵庫県本部のおかざき彩子さんの擁立を決定した。社民党と新社会党は共同記者会見を3月9日に参院議員会館で開き、おかざき彩子さんが決意を明らかにした。

    記者会見の冒頭、社民党の服部良一幹事長から、3月9日の社民党常任幹事会で新社会党全国青年・女性委員会代表のおかざき彩子(さいこ)さんを参院全国比例共同名簿に社民党推薦枠の候補者として名簿登載を決定したと報告。「共に日本社会党を源流とする両党が、結党以来初めての共同記者会見を行うことを大変うれしく思う」と述べた。 

    社民党の福島瑞穂党首は、「憲法改悪、新自由主義の政治を変えるためにも今日の共同記者会見に尽力した方々に感謝する」と挨拶。新社会党の岡﨑宏実委員長は、「憲法を護り、しっかり育てたい。立憲民主党や共産党と護憲の野党共闘を強化のためにも『護憲の三極』が必要と決意した」と語った。

    ロスジェネは社会の責任だ 

    最後に、おかざき彩子さんが決意表明。 

  「私は1980年生まれ。超就職氷河期真っ只中の『ロスジェネ世代』。就活の入り口から締め出され、生きるためにワーキングプアで失業と向き合い続けてきた」。「親たちの中には自分の子どもが『まともな就職先』に就けないことを恥とする空気もある中で自分を肯定できず、今も苦しさを経験している人が多い」と述べた。 

    その上で「私たち世代が抱えている問題は、個人の責任ではなく社会が作り出した制度にある。特に労働者の4割を超える非正規労働者は、労働者派遣法が改悪を重ねた結果であり、低賃金や失業の不安と常に向き合う生活から抜け出せない仕組みや扱いは間違っている」と指摘。 

  「女性、42 歳、独身の私でも、一人でこの社会で安心して生きていけるように、制度を改善させたい」と力強く表明した。