今週の新社会

私の街から政治変える
3月31日 県議、政令市議選が告示
党候補の勝利を
統一自治体選  前半戦開始

2023/03/22
評論家の佐高信さんや衆参国会議員も駆けつけ、大ホールから参加者があふれる熱気で盛り上がった牧田まさき新潟県議予定候補の総決起集会=3月4日、上越市内

   統一自治体選前半の道府県議選、政令市議選が3月31日告示、4月9日投票される。新社会党は県議4人、神戸市議3人の必勝へ全力投球。岸田政権に「ノー!」を突きつけ、「私の街から政治を変える」闘いだ。

    新人の牧田まさきさん(57歳)が挑戦する新潟県議選上越選挙区は、定数5に有力6人。牧田さんは上越市議2期で、小山芳元・社民党県議の後継。

      3月4日の総決起集会は佐高信さん、打越さく良参院議員、梅谷守衆院議員らが激励。牧田さんは、柏崎刈羽原発の再稼働反対、県立病院などの統廃合反対、介護職員の処遇改善を訴え、「政治の責任は戦争をしないこと」と決意を語った。

 竹内よしのりさん(56歳)が、新人として徳島県議選に挑む三好第1選挙区は定数2。自民と、三好市長を務めた黒川征一さんが確保、その後を高井美穂さんが務めたが、市長となり欠員1。

    竹内さんは三好市職労書記長を経て14年に市議初当選、3期目途中の県議選だ。竹内さんは、「いっしょに、一歩先へ」と訴える。2人の他に立候補予定はないが、油断禁物。

     現職で6期目を目指す高知県議のさかもと茂雄さん(68歳)も厳しい闘いだ。定数15に、自民、公明、立憲、共産、国民、参政と22名が立候補予定。

      南海トラフ巨大地震にどう対処するか、さかもとさんは防災と福祉に取り組む。

     熊本県議会で党公認議席を6期確保し、前回僅差で次点だった荒尾選挙区の岩中伸司さん(74歳)は雪辱を期す。定数2に前回の3人がしのぎを削る。

    岩中さんは、暮らしと平和に目を向ける議会に変えるため議席回復へ連日奮闘する。 

     政令市は神戸で公認2議席を守り、推薦1議席獲得へ全力。 

     中央区(定数6)で10期目を目指すあわはら富夫さん(69歳)は党県本部委員長、会派「つなぐ議員団」の幹事長として、「とことん市民とともに市民自治の実現」が信条。10人の立候補予想だ。

    小林るみ子さん(72歳)は、定数6の灘区で5期目を目指す。有力8人が争う激戦区。王子公園の再整備計画で大学誘致の市に対し、小林さんが関わる市民運動が「王子公園・市民ビジョン」を提案、主な施設存続と改修を訴える。

    かつて議席があった須磨区では、推薦の新人さかい大起さんが奮闘中。定数7に9名が立候補を予定する。

    まだ奨学金を返し続ける33歳のさかいさんは、若者の生きづらさや、市民の声を届けるため、「挑戦者」のたすきをかけ、子育て、教育政策の充実を訴えている。