イチオシ

新社会党全国一斉労働相談

2020/12/08
新社会党全国労働運動委員会
総会コロナ禍で運動を交流

 新社会党労働運動委員会の第25回全国総会が11月22日、東京で開かれた。コロナ禍で、参加態勢の配慮とオンラインを活用した。

 全国(北海道・山形・新潟・山梨・神奈川・茨城・兵庫・広島・鳥取・徳島・熊本)からは、リモート参加で発言した。また、ズームで傍聴もした。兵庫はサテライトを設置した。会場とズーム参加者の合計は、60人になった。また、日程も1日に絞り、前段でユニオン協議会総会を開き、引き続き全国総会を開いた。

 開会冒頭は、宮川敏一労働運動委員会委員長が挨拶した。

 「コロナ禍に便乗して搾取は拡がり、労働組合を牛耳る企業の思惑が罷り通る。労働者は怒りを踏みつけられ、組合員に不満は募る。資本の職場支配が効を奏している。しかし、それでも資本は、関西生コンの産別組合運動を恐れる。ユニオンショップの枠から業種別労働組合ヘの契機が来ている」と檄を飛ばした。

 小林春彦事務局長が議案提案と方針提起をした。

 総会議論は、特別報告2本、①コロナ禍で労働側が経営戦略に誘い込まれている(滝野忠学習部長)、②コロナ後に労働組合が潰される(金澤壽顧問)など、コロナ禍で自粛から抜け出せない課題提起があった。

 討論は、各産別(教育・自治体・私鉄・国労・郵政・情報通信・ユニオン)が報告。各地の報告は、タイムスケジュール通り、発言時間7分の分刻みだったが、しっかりと報告された。

 後半は、フリー討論、議論は労働相談に絞られ「コロナ禍の当初から相談件数が少なくなっている」「生活相談が増えている」「企業の倒産、解雇の加速がゆとりのないままに放り出されている」などがあった。

 初めての全国規模ズームオンラインは、無事終了した。