↓メインコンテンツへジャンプ
平和・
人権
・
正義
・
環境
menu
CLOSE×
TOP
TOPICS
週刊新社会
今週の新社会
道しるべ
イチオシ
鎌田慧コラム
橋本勝ギャラリー
バックナンバー紹介
こんにちは新社会党です
新社会党とは
新社会党とは
入党のご案内
カンパのお願い
アクセス
綱領
中期方針
委員長プロフィール
ごあいさつ
役員
都道府県本部
議員紹介
選挙
出版物紹介
HISTORY
各種お申し込み
お問い合わせ
旧サイト
トップ
<
週刊新社会
<
鎌田慧コラム一覧
< 鎌田慧コラム
鎌田 慧 連載コラム
「沈思実行」
「国葬」は認めない 第114回
2022/09/07
「国葬」について、二階俊博元自民党幹事長。「やらなかったらバカ」と言い放った。政治評論家が主催する会合での発言だった。
安倍氏と統一教会との関係が暴露された。「国葬にケチがついたのでは」と質問されて答えた。こんな乱暴な口をきくのは「自民党実力者」だからだが、圧倒的多数を占める与党幹部の意識が、ここによくあらわれている。
それで思い出したのだが、1953年の吉田茂首相の「バカやろう」発言。社会党(当時)の議員の追及にたいしていい放った暴言だった。内閣不信任案がだされて可決。「バカやろう解散」となった。
このころは、政府と野党とのあいだに緊張感があった。
吉田は「国葬令」が廃止になった戦後になっても、ただひとり、強引に国葬が実施された政治家だった。「ワンマン宰相」といわれていた。 が、安倍元首相、街頭演説で野次られ「あんなひとたちは相手にしない」と小声でいうほどに気がちいさかった。気にいった人間しか相手にできない、三代目だった。
この性格の弱さが、プーチンの手玉にとられ、二十数回も会ってなお、北方四島の返還のメドもたたず、会った回数だけが自慢となった。
トランプには、就任前に飛んでいって媚を売り、大量の兵器(危険なオスプレイやF35攻撃機など)を押しつけられて帰ってきた。それが自慢の「地球儀俯瞰外交」の「成果」だった。
さらに森友、加計、サクラ問題を追及され、ウソ答弁は118回。死亡後、旧統一教会の「広告塔」だったことがあきらかになった。
詐欺にひとしい集金に泣かされた信者たちの悲惨。といって、安倍氏の人格や政治に批判があるから「国葬」反対なのではない。
国葬を行う法律がない(法治主義)。岸田内閣が独断できめた( 財政民主主義)。国会で議論されていない(議会制民主主義)。憲法の政教分離にも違反する、などもある。が、最大の反対理由は、国家の命令によって、追悼させられることだ。
こころを踏みにじる政治は、侮辱だ。
※アイコンクリックでデータをご覧ください。
データ1
データ2
データ3
データ4
データ5
データ6
▲
page top
安倍氏と統一教会との関係が暴露された。「国葬にケチがついたのでは」と質問されて答えた。こんな乱暴な口をきくのは「自民党実力者」だからだが、圧倒的多数を占める与党幹部の意識が、ここによくあらわれている。
それで思い出したのだが、1953年の吉田茂首相の「バカやろう」発言。社会党(当時)の議員の追及にたいしていい放った暴言だった。内閣不信任案がだされて可決。「バカやろう解散」となった。
このころは、政府と野党とのあいだに緊張感があった。
吉田は「国葬令」が廃止になった戦後になっても、ただひとり、強引に国葬が実施された政治家だった。「ワンマン宰相」といわれていた。 が、安倍元首相、街頭演説で野次られ「あんなひとたちは相手にしない」と小声でいうほどに気がちいさかった。気にいった人間しか相手にできない、三代目だった。
この性格の弱さが、プーチンの手玉にとられ、二十数回も会ってなお、北方四島の返還のメドもたたず、会った回数だけが自慢となった。
トランプには、就任前に飛んでいって媚を売り、大量の兵器(危険なオスプレイやF35攻撃機など)を押しつけられて帰ってきた。それが自慢の「地球儀俯瞰外交」の「成果」だった。
さらに森友、加計、サクラ問題を追及され、ウソ答弁は118回。死亡後、旧統一教会の「広告塔」だったことがあきらかになった。
詐欺にひとしい集金に泣かされた信者たちの悲惨。といって、安倍氏の人格や政治に批判があるから「国葬」反対なのではない。
国葬を行う法律がない(法治主義)。岸田内閣が独断できめた( 財政民主主義)。国会で議論されていない(議会制民主主義)。憲法の政教分離にも違反する、などもある。が、最大の反対理由は、国家の命令によって、追悼させられることだ。
こころを踏みにじる政治は、侮辱だ。