今週の新社会

新年のご挨拶

新社会党委員長 岡﨑ひろみ

2026/01/01
憲法生かし共に歩む

  新年おめでとうございます。昨年は、参院選をはじめとする取組みに、多大なご支援とご協力をいただきありがとうございました。 

  候補者を担った甲斐正康さんは、皆さんと共にした行動を通して新社会党に結集する仲間の力と、応援してくださる幅広い方々の存在と地道な活動に触れることができて、「元気と確信をいただきました。これからの活動に活かしていきます」と話してくれました。 

軍事行動否定しない 

  自民党は裏金問題をうやむやにした2つの選挙の結果、衆参共に過半数を割る政党になりました。しかし政権の座を確保するため総裁交代、日本維新の会との連立などによって衆院では過半数を確保しましたが、極めて右翼的で議会制民主主義さえ意に介さない政権運営を始めています。 

  中でも軍事費GDP2%達成の前倒しや3%への増額、中国敵視・台湾有事への集団的自衛権行使の高市早苗首相の発言は、憲法を形骸化させ軍事行動に踏み込む姿勢を否定しない危険なものです。 

格差が生む排外主義 

  経済政策として掲げる「責任ある積極財政」は、金融緩和、財政出動、成長戦略を柱としたアベノミクスの再現です。働けど働けど物価高にもがく庶民の暮らしをここまで悪化させた政策を繰り返そうとしています。 

  一方、先行きの見えない暮らし、広がる格差は「努力している自分たちの働き方や生活がうまくいかないのは外国人のせい」などと主張する排外的・右翼政党の参政党や保守党などを躍進させる土壌になっています。弱者を叩く、外国人労働者の差別的扱いを否定しない空気感こそ、平和な社会を根底から覆す恐ろしい力だと意識しなければなりません。 

女性4人で共同街宣 

  新社会党は3月、結党から30年の節目を迎えます。結党以来、「平和・人権・環境・正義」を旗印に政党要件をなくして厳しい活動の制約の中、仲間を信じて機関紙を発行し、各種選挙に挑み、地域活動や労働運動に関わってきました。

  多くの方々や団体との共闘、協力関係を続けてきました。現状の政治は、新社会党が一層の力を尽くして立ち向かえと求めています。党を挙げて仲間たちと具体的な活動を作りだす決意です。 

  年末26日、社民党・共産党・新社会党の党首・委員長、沖縄の風の幹事長のいずれも女性リーダー4人が、平和な社会を求めて、初めての共同街宣を行いました。全国に拡げる約束です。憲法をしっかりと生かし戦争させないために踏み出した一歩。共に歩む1年にしましょう。