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新社会党第32回定期全国大会 大会宣言

2025/12/01
大会宣言

 私たちは、22年、25年と2度の参院選をたたかった。25年参院選は、前回の轍を踏まないと1年有余の期間をかけ、甲斐正康候補者を擁立し挑んだ選挙戦であった。

 社民党の比例名簿に新社会党員を名簿登載し、個人名の選挙をたたかうことの困難さは、何度も確認してきたはずだが、厚い壁を乗り越えることはできず、目標とした得票には遠く及ばなかった。国政選挙は政治闘争の集中点であり、その結果は組織運動の総和である。あらためて私たちの選挙闘争への構え、組織運動の強化に、組織を挙げて取り組まなければならない。

 私たちは、2回の選挙を通して多くの出会いがあった。その出会いを共闘の拡大と組織強化につなげるための目的意識的な取組みが、どう具体化されたのか、今後につなげるにはどうすればよいのかの検証が始まっている。本大会における報告や各地の総括から確認されたことである。選挙後、少しずつでも若い仲間が入党する報告がある。党員の高齢化のように避けがたい現状は否めないが、リモートの活用も含め組織的意思統一の改善に向けた本部、都道府県本部、各支部を挙げた取組みを進めたい。
 
自民党と日本維新の会の連立による高市政権が発足し、軍備拡大と戦争準備を加速しようとしている。戦後80年戦争をしなかった日本の歴史を逆戻りさせてはならない。「武力で平和はつくれない」とする人々と共に戦争する国づくりへの暴走を阻まなければならない。


  護憲共同の一翼を担える新社会党の主体の強化こそ、今私たちが問われている課題である。それは戦争させない、憲法を活かす社会づくりの正念場であり、「非武装中立・非同盟政策」のもと一貫して取組んできた新社会党の出番である。真摯に仲間たちの実践に学び、結党から30年の歩みをさらに前進させよう。
                  
                      2025年12月1日
                       新社会党第32回定期全国大会