今週の新社会

参議院選に挑む!
比例区に岡﨑彩子さん決定

2022/03/09
岡﨑 彩子 さん   

第27回定期大会で決意を固め、団結ガンバロー三唱する執行部


7月・改憲阻止の共同選挙へ


新社会党第27回全国大会

  新社会党は2月26~27の両日、第27回定期全国大会を東京都内会場とオンライン併用で開催した。今年の大会の主要な議題は、「参院選を共同で闘う」との社民党から新社会党への「要望」を受け、「この協議に応じる」こととした確認を踏まえ、候補者擁立も含め、最終的な闘争方針を決定することにあった。大会は率直な意見がかわされたが、候補者擁立については、党兵庫県本部書記次長の岡﨑彩子さん(42歳)を社民党との参議院比例区共同名簿に登載することを決定した。

  執行部が提案した参院選の闘争方針に追加議案が出された。 

  「改憲派が参院選で再び改憲発議議席確保を狙い、立憲野党の陣営から脱落と動揺が広がっている情勢」の下で、立憲野党の共闘を進めるためにも「護憲の第三極」の強化が必要と提起。さらに「参院選を自ら闘うことによって統一自治体選等に向けて運動の前進を図り、組織・機関紙の拡大をめざす」ため、これまでの「応援」から、「自前の候補者」で闘うとの提案だ。 

  この執行部方針に対して、神奈川県本部から、本部の努力や岡﨑彩子さんの立候補の決意に敬意を表しながらも、「短期間で知名度の浸透を図ることは極めて困難」、現在の組織態勢では、その後の組織への結集が危ぶまれ、「現状では今夏の参院選に候補者を擁立して闘うことに賛成できない」との修正案が提出された。 

  大会は、岡﨑宏美委員長の挨拶(2面に要旨)に続き、来賓の服部良一社民党全国連合幹事長(福島党首療養中により)が今日の政局動向にふれ、立憲野党共闘を強めるためにも参院選を新社会党・緑の党や、憲法の危機に立ち上がろうとする多くの市民とともに闘いたいと決意を示し、新社会党からの要望課題を真摯に党内で議論したいと挨拶した。 

  大会討論は、2日間にわたりの参加全県本部、延べ47代議員より発言があった。討論の最後に岡﨑委員長が「国政を諦めては政党ではない」とは言え、共同で闘うためには、「新社会党の党員」として選挙をすることが保証されなければならないが、その確約はいただいている」と集約した。

  第一号議案(参院選追加方針)とともに、提案された第二号議案「財政方針案」、次年度まで継続討論として提案された「党費値上げ・国政選挙積立基金案」など全議案を賛成多数で決定した。 

  また、大会では、「ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、平和解決を求める決議」「参院選で改憲阻止の拠点を構築する決議」を採択した。 

  最後に岡﨑彩子予定候補者が決意表明、東京会場より青年運動委員会の福田光一委員長・東京北区議、水摩雪絵東京葛飾区議、高木陽介党東京青年委員長の3人が激励、また、モスクワ在住の眞野多恵子さんと近藤和樹社青同委員長がオンラインで激励メッセージを送った。 

  最後に岡﨑委員長の「団結頑張ろう―」で閉会した。


岡﨑彩子さんの決意表明 

女・シングル・それでも生きていける世の中に

  多くの議論の上に、擁立の決定をいただきありがとうございます。 

  私は今回の参議院選挙を、この党や、奮闘する仲間の存在を、もっと世の中に知ってもらう絶好の機会にしたいと思っています。

  辛淑玉さんに言わせれば、「より困難な道を選んだ人たちの集団」である仲間の存在があるからこそ、私は、社民党を勝たせるためではなく、新社会党として参議院選挙を闘います。 

  私は、社会の分断を乗り越え、一番立場の弱い非正規労働者などに寄り添い共に闘います。若い人から積極的に学び、地域に入り活動し、次世代のつながりをめざします。 

  コロナ禍で一層深刻さを増している女性の処遇を見ても、自らが声を上げないと、つくずく感じさせられた年でもありました。 

  「女・シングル・それでも生きていける世の中に」するため精一杯闘います。

岡﨑 彩子(おかざき さいこ)さんプロフィール
■1980年、明石市生まれ
■神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科卒業
■2009年から新社会党兵庫県本部に勤務(総務・財政を担当し、青年運動や女性運動にかかわる)
■2021年から新社会党兵庫県本部書記次長