今週の新社会

やさしい東京を
蓮舫知事で実現へ
都知事選告示

2024/06/26
ポテッカー「あなたと次の東京へ。」を手に集会参加者と勝利へ笑顔で決意を示す蓮舫さん=6月18日、中野ゼロホール   


東京都知事選挙は、7月7日の投票に向けて6月20日告示された。国政にも大きく影響する首都決戦は、立憲勢力が支援する前立憲民主党参院議員の蓮舫候補(56歳)と現職の小池百合子候補(71歳)の事実上の一騎打ちとなった。 

    蓮舫さんの支援政党や市民団体は5月27日の立候補表明後、集会や全都いっせい宣伝を積み上げ、6月18日には「都政を変えようオール東京大集会」を中野ゼロホールに1300人が結集して勝利へ決意を固めた。 

    この日発表した公約「7つの約束」で蓮舫さんは、子育て支援や若者支援に力点を置き、「子どもが社会に出るときの親の不安は不安定雇用や奨学金返済で、政治が手を差し伸べるべき。不安を取り除き若い人が可能性を追求できる東京へ公契約条例をつくり、良質な雇用を生み出す」

  「都庁で働く3・2万人の不安定雇用の職員の労働条件をどんどん改善していく」と力強く表明した。

    無所属の蓮舫さんを立憲民主、共産、社民、新社会、緑、生活者ネットが支援、広範な市民団体・個人が勝利をめざす。一方、小池候補は政党の表立った支援は受けないとするが、自民党と一体であることは明らか。 

    貧困や人権も大きな争点で、宇都宮健児弁護士は「オール東京大集会」で「小池知事は都庁の足元で毎週開かれている食糧支援に見向きもしないばかりか、敷地に入らないよう規制する。光を当てるべきは弱者だ」と冷たい小池都政を厳しく批判した。 

  「オール東京大集会」では、政党、団体、市民もアピール、新社会党都本部の福田光一委員長は、「子ども食堂がなくても子どもたちが安心して暮らせる都政をつくるのが蓮舫さん。若者や子ども、弱者にやさしい蓮舫都政実現へ全力を挙げる」と力を込めた。