今週の新社会

民主主義の破壊
リコール署名不正

2021/03/23
河村たかし名古屋市長は辞任せよ
4月に市長選 交代させよう

 大村秀章愛知県知事のリコール署名の偽造で、「民主主義を壊し、地方自治を形骸化することを許さない市民集会」が3月7日、名古屋市内で開かれた。「表現の不自由展・その後をつなげる愛知の会」主催で、250名を超える市民が集まった。

 集会では、「不正リコールを許さない市民の会」の岩城正光弁護士、ジャーナリストの金平茂紀さんがズームで、ビデオで香山リカさんが、「民主主義の破壊、平気で嘘を言い続けることを許さない」と発言した。

 リコール運動を中心で進めたのは河村たかし名古屋市長、高須クリニック院長の高須克弥氏で、署名の発端は19年に行われた「あいち表現の不自由展」で、展示された作品が「日本人の心を傷つけた」という誹謗中傷だ。リコール署名中、河村市長は街頭でリコールを訴えたが、不正が明らかになると、自分は被害者だと言い始めた。

 問題が明らかになる中で、「愛知100万人リコールの会」事務局長を務めた日本維新の会の衆議院愛知5区支部長の田中孝博元愛知県議は支部長を降りたが、右翼トリオの責任は重大で、とりわけ河村市長の責任は重い。

 市民側は4月11日告示、25日投票の市長選で市長交代を目指して前回次点の元名古屋市副市長で弁護士の岩城正光氏に立候補を要請している。(愛知発)

「なんとも滑稽な話」
 
石川翼・安城市議の話

 私の名前も使われたのではと昨年11月、安城市に情報開示請求した。この時は使われていないことが確認できた。しかし、佐賀県内での大規模偽造が発覚し、10年以上前の名簿が使われた疑いが強まったため、出身地の西尾市に開示請求したらやはり旧住所で名前が使われていた。

 リコールの会会長の高須克弥氏のお膝元の西尾市で、リコール反対派の私の名前が使われていたというのは、なんとも滑稽な話だ。