今週の新社会

今すぐ停戦を!

2023/11/22
「ガザ攻撃やめろ!パレスチナに自由を!」と訴えて東京・渋谷区内をデモ行進=11月10日

ガザは人道危機
   「日本政府は役割果たせ」
    

     今すぐ停戦を!これ以上殺さないで! 東京・神宮前(渋谷区)の国連大学前で11月10日に行われた「パレスチナに平和を!緊急行動第2弾」で4000人が「ガザ攻撃やめろ、パレスチナに自由を」と声を上げ、集会後、渋谷区内をデモ行進した。9条壊すな!総がかり行動実行委員会などが主催した。 

     多くの外国人と幅広い年代が参加した集会は、国連大学本部の一部敷地と、歩道に長く伸びる人々であふれ、1万人を超えるガザの犠牲者をこれ以上増やしてはならないという思いが凝縮された。
 
  デモ出発前のミニ集会ではパキスタン協会のライース・シディキ会長、日本国際ボランティアセンターの伊藤解子(ときこ)事務局長、ガザから来ているハニンさんが、ガザを含むパレスチナの惨状、日本は憲法に沿って停戦を当事者に要請し、パレスチナ人の自由と平和的生存権を守るために努力すべきだと訴えた。

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これ以上殺さないで 

  ハニンさんは、国連大学前の集会で次のように訴えた。(要旨)
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  私の家族や友人、隣人たちは皆さんが画面越しに見るように、がれきの下で苦しんでいます。過去20年間の7回にわたるガザ侵攻は恐ろしいものでしたが、今回の大量虐殺はくらべものになりません。 

  パレスチナであれ、シリアであれ、イエメンであれ、スーダンであれ、コンゴであれ、私たちは自由のため、占領されている人々のため、正義のために立たなければなりません。 

  私たちは夢と願望を持ち、恐怖から解放される権利を持つ人間です。ガザへの空爆は戦争ではなく、大量虐殺です。 

  私たちは、日本政府がこの大量虐殺に加担するなと強く求めるために集まりました。 

  いま、ミサイルをやめろと圧力をかけなければ、日本の手も血で汚れます。私は今すぐ停戦を要求します。ガザへの空爆をやめてください。パレスチナの占領をやめさせてください。 

  ガザの人びとを自由にさせください。パレスチナに自由を!パレスチナ人を泣かせないで!これ以上決して殺さないで!