イチオシ

結党25年 若者と前進 

2021/01/01
 新社会党は本年3月、結党25周年を迎えます。1993年から吹き荒れた「政治改革=小選挙区制導入」に対し、新自由主義路線と憲法改悪に直結すると反対した当時の5人の国会議員から始まった活動が、全国各地の仲間の共感と賛同を得て地域に根付く党として1996年から歴史を刻んできました。

 現在、国会議員はいませんが、憲法を生かす諸活動、労働運動、反原発などの活動を柱として政治を変え、社会を変える活動を続けています。また、民主主義を日常に活かすために自治体議会に代表を送る努力を惜しむわけにはいきません。

悪政の元凶 小選挙区制

 衆議院選挙への小選挙区制の導入から25年。一部の資金力のある政党が議席の多数を奪う、民主主義とは程遠い制度の弊害も鮮明になりました。

 特に第二次安倍政権における政治の私物化、疑惑の隠蔽、公文書の改ざん・廃棄、議会での居直りなど、「多数決ですべてを決着する」という横暴さは、小選挙区制が生み出した弊害以外の何物でもありません。

 自治体議会から民主主義を広げ、国政に民主主義を取り戻す闘いを新社会党はたゆまず続けていきます。

野党共闘で 自公終焉を

 本年は、衆議院議員の任期満了を控え総選挙が行われます。新社会党は憲法を生かし、民主主義を取り戻すために、まず自公の一強政治を終わらせる野党共闘の前進に取り組みます。全国各地の共闘運動の推進力を強化するためにも、党の組織力強化に全力を上げます。若者や女性たちの活動がもっと広がるよう、応援します。

 25周年は、次への一歩を確認し合う節目です。若い世代に「人が人として暮らしていける」当たり前の社会を一緒に作ろうと呼びかける一年にします。

 本年もどうぞよろしくお願い致します。