s 新社会党/道しるべ/許されない「不起訴ありき」「桜を見る会」捜査終結

道しるべ

許されない「不起訴ありき」
「桜を見る会」捜査終結

2022/01/19
  東京地検特捜部は昨年末、安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補ほ填てんした問題で再び不起訴処分とした。「不起訴ありき」の幕引きは許されない。

  同特捜部は、公職選挙法違反と政治資金規正法違反の疑いで告発された安倍氏について、検察審査会の「不起訴不当  ・・・続きを読む

軍拡は加速、分配は貧弱
22年度政府予算案

2022/01/12
  岸田内閣は「成長と分配の好循環」をうたう。だが、成長予算の大半は経済・社会のAI・デジタル化へ投入。グローバル企業の競争力強化のためだ。帰結は一層の格差拡大でしかない。

  22年度当初予算案は107兆6千億円で過去最大。しかも21年度補正予算36兆円と一体の「16カ月予算」として編成され  ・・・続きを読む

真正面に掲げて闘おう
ジェンダーフリー

2022/01/01
  「政治分野における男女共同参画推進法」が成立して初めての衆議院総選挙が昨年10月行われた。しかし、残念ながら当選した女性割合は9・7%で、前回の10・1%から後退する結果となった。

  総選挙直前の自民党総裁選で女性2名が候補者になって連日メディアに取り上げら  ・・・続きを読む

「新憲法」がノックしている
21年を振り返る

2021/12/22
 新型コロナ禍で変化のない生活だったわりには、時の過ぎるのは早かった。気がついたら、政治の景色は劇的に変容し始めている。何が起きているのか振り返り、2022年に向けて備えよう。

 新型コロナ禍、内閣交代、総選挙と瞬く間の1年だった。読者の皆さんは、野党候補の応援をしたり、困窮する人々の相談に応  ・・・続きを読む

右傾化に抗す戦線を
立憲民主党はどこへ

2021/12/15
  立憲民主党の代表選挙は、決選投票で泉健太氏205票、逢坂誠二氏128票で泉氏を新代表に選出した。枝野体制より右へ軸足が移った。自公・維新の攻勢にどう対抗していくか課題は大きい。 

  代表選に立候補した泉、逢坂、小川淳也、西村智奈美の各氏のうち、泉・小川は「希望」から国  ・・・続きを読む

確実な実行が問われる
コロナ第六波対策

2021/12/08
 新型コロナウイルス感染の第六波に備え、岸田内閣は対策の全体像を決定した。今夏の第五波ピーク時に医療崩壊したことを教訓に医療体制の強化が柱になっているが、実効性が危ぶまれる。

 病床3・7万確保の政府対策の全体像は、感染者数がピークだった今夏に比べて3割多い患者が入院できる体制を今月中に構築し  ・・・続きを読む

差別・分断生まない給付に
子どもに10万円給付

2021/12/01
 自公両党は11月10日、「18歳以下の子どもを対象にした10万円相当給付」を、960万円の所得制限を設けて実施することで合意した。これを巡っては、「バラマキだ」との批判も出ている。

 公明党は先の総選挙で、「18歳までの子どもを対象に、1人当り一律10万円相当を支援する『未来応援給付』」を掲  ・・・続きを読む