鎌田 慧 連載コラム
「沈思実行」

トヨタの意識改革(下) 第78回

2021/11/17
 2010年1月、豊田市の雑木林で首つり自殺をした40歳。トヨタ自動車社員の労災認定は、今年9月になって、ようやく名古屋高裁によって認められた。 

 自殺から11年、それも高裁まで行かなければ認  ・・・続きを読む

トヨタの意識改革 第77回

2021/11/10
 トヨタ自動車の「パワハラ自殺」が労災認定。10月21日の各紙の報道は、遺族の記者会見によるものだった。 

 藤沢市にある販売店「神奈川トヨタ自動車」の38歳の営業マンが店長から大声で叱責され、  ・・・続きを読む

運動と遊びの精神 第76回

2021/11/03
 コロナ禍のせいで、大きな集会や大規模なデモを実施できなかった。この間、自公がさらに結託して悪政恣(ほしいまま)、歯止めをかけられなかった。 リモート会議やリモート集会などに封じ込められ、大衆運動の熱  ・・・続きを読む

ミナマタの教訓(下)第75回

2021/10/27
 1960年代は「高度成長の時代」といわれている。が、 実際は「公害の時代」だった。日本列島は「公害列島」となり、全国的に公害被害が噴出していた。

 64年からはじまった「新産業都市」と呼ばれた  ・・・続きを読む

ミナマタの教訓 第74回

2021/10/20
 映画「MINAMATA」が評判を呼んでいる。アメリカ映画の名優ジョニー・デップが、写真で水俣病を世界に知らしめたユージン・スミスを演じて、水俣病をあらたな視点から描いた。

 ミナマタは気候危機  ・・・続きを読む

公害と私害 第73回

2021/10/13
焔炎々 波濤を焦がし
煙濛々 天に漲(みなぎ)る
天下の壮観 我が製鉄所

 八幡市(現北九州市)の市歌の一節。煙は工業化・近代化の象徴だった。

 「この天の虹」。八幡製鉄所を舞台にした  ・・・続きを読む

排外主義と独善主義 第72回

2021/10/06
 ドイツがまだ統一される前、1987年に、西ドイツの作家・ギュンター・ヴァルラフの「最底辺」(岩波書店)が翻訳、出版されて話題を呼んだ。トルコ人に変装して、外国人出稼ぎ労働者として働きドイツ人のトルコ  ・・・続きを読む